「最近、電気代がすごく高くなった」 こんな言葉をよく聞きます。
電気代は、家計の経費の中でも占める割合が多く、節約に取り組む方が増えていますが、その方法って、どれが一番効果的なのか、何を試せばいいのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
まずは、高くなった電気代を安くする方法として、 新電力への契約乗り換えを見直すことです。
新電力とは、2016年の電力自由化によって参入した地域電力会社以外の「新規参入の小売り電気事業者」のことで、各社が自由に価格を設定できることから、 切り替えるだけで電気代を安くすることができます。
電柱や電線などの大規模な設備投資が無いこと、電力以外の他の事業で収益を上げていること、ターゲット層を絞ったプランの設定していることも、安くなることが考えられます。
契約中のプランを見直す方法として、
「契約アンペア数を下げる」方法があります。ただし、契約アンペアを下げてしまうとブレーカーが落ちる可能性があるため、大きな電力を一度に使わない家庭におすすめです。
「ガスとのセット割引を適用する」という方法もあります。2016年の電力自由化により、ガス会社が新電力に参入したため、多くの新電力会社から電気代とガス代のセット割引プランが登場しました。
セット契約にすることで、毎月割引を受けられるのはもちろん、電気代とガス代を一括で支払うことができるのも魅力といえます。
また、節電プログラムの利用も効果的です。
「電力会社などの節電プログラムに参加する家庭や事業者に、国が2000円相当のポイントを付与する制度」です。
さらにもう一段の節電をした家庭や事業者に対し、節電量などに応じて「節電ポイント」が付与されます。
このポイントは、電子マネーやAmazonギフト券、Tポイント、Pontaポイントなどと交換し、利用できる仕組みです。
続いて、電化製品の見直しです。
エアコンに続いて洗濯機、食洗機、冷蔵庫の順で電気代が高くなっています。
電気代が高い主な原因として、知らない間に家電を使っている時間が増え、「電気代がかかる生活様式に変化している」ことが挙げられます。
電気代を節約するために、早寝早起きをしたり、家電の使用回数を減らしたりして、消費電力を抑える工夫をしましょう。
電気代が高い主な原因として、家電の使用時間や使用方法を気にせずに、「無駄な電力を消費している」ことが挙げられます。
照明器やテレビをつけたままや、電気冷蔵庫の開閉時間が長いことも多いです。
温度を通常よりも高く、または低く設定しているなど「家電を正しく使えていない」ことも挙げられます。
月に1、2回フィルターを掃除したり、こたつ布団に上掛けと敷布団を併用したりすることで、通常の温度で正しく使用できます。
さらに「エネルギーの消費量を抑えられる省エネ対応の家電に切り替える」という方法もあります。
以上のように、この機会に見直してみると良いかと存じます。